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   実践!生産革新道場:リーダーシップに絶対に必要な考え方

 

1:リーダーシップとは何か

リーダーシップの定義は数多くありますが、一般的には「組織の力を最大化し、目標達成へ向けて成果を出して行く能力」とされています。例えば社内で新しいプロジェクトのチームを編成するとします。リーダーシップとはプロジェクトの目標に向かって組織の力を最大化する、すなわちメンバーが相互に協力し合って目標が達成できるように仕事を進めて行くことです。リーダーシップと聞くと「プロジェクトのリーダーが持つべきではないのか」と考える人もいますが、プロジェクトのチームメンバーが全員持つべきなのです。チームのメンバーが全員このリーダーシップを発揮することで組織の力が最大化され、目標を達成することができるのです。

 

2:リーダーシップに絶対に必要な考え方

リーダーシップに必要な考え方や手法は数多くありますが、絶対に必要なのは目標を達成すると決意することです。この決意こそがリーダーシップの原点であり、全てはこの決意に左右されるといっても過言ではありません。管理者はこのリーダーシップの決意に付いて下記の3項目を理解する必要があるのです。

 

1)目標を達成すると決意する

リーダーシップの最初のステップで最も大事な事は「目標達成すると決意する」ことです。もし管理者が「この目標は達成するのは無理だろう」などと考えてしまうと、仕事に気持ちが入らず、リーダーシップを発揮することなどできません。会社の目標ですから容易には達成出来ない目標ですし、自分が好きでもないことをやらざるを得ないこともあります。

 

もちろん「私には無理ですから出来ません」などと言う訳にも行きません。いずれにしろ目標は達成しなければいけないのですから、管理者である以上、好むと好まざるにかかわらず、目標を達成すると決意すべきなのです。目標に対して嫌々取り組んでも良い結果は出ませんし、会社の評価も悪くなってしまいます。ですから「よし、必ずこの目標を達成してやるぞ」と決意することで、考えと行動が前向きになりリーダーシップを発揮できるようになるのです。

 

2)決意を直ぐに行動に移す

「必ずこの目標を達成してやるぞ」と決意したあとは、これを行動に移すことが大切です。例えば元旦に「今年は毎日、日記を付けよう」と決意しても、直ぐに行動に移せないのが普通です。「明日から付けよう」「明後日から付けよう」などとダラダラ考えているうちに、いつの間にか決意したことすら忘れてしまいます。

 

決意した後すぐに行動に移して弾みを付けるためには、最初の行動のハードルを低く設定することが大切です。「やると決めたのだから、まずプロジェクトの作成に必要なデータを集めるよう」「メンバーとの打ち合わせの日を決めよう」などと、直ぐに行動に移せる事柄を考えて、その場で行動することが大切です。小さな事柄でも「決意したことを行動に移している」と常に意識することで、自分が決意したことを守っているとの実感を得ることができます。これが自信に繋がりリーダーシップを発揮できるようになるのです。

 

3)行動せざるを得ない環境を作る

決意したことを常に行動に移していくことで、プロジェクトは進んでいきますが、問題が発生すると「やっぱり目標達成は無理だ」などと弱気になってしまうこともあります。このような時でも「よしこの問題を解決してさらに進もう」と考えるためには、自分のやる気を高める必要があります。やる気を高めるには「内的要因」「外的要因」の2つがあります。内的要因とは「この目標を達成すれば会社から高く評価される」「目標達成することで自分の能力がさらに高まる」などと、自分でメリットを考えてやる気を高めることです。

 

外的要因とは「目標達成すれば報酬が貰える」「目標達成しないと、自分が困る」などと報酬やプレッシャーなどでやる気を高めていくことです。普通はプロジェクトを達成しても金銭的な報酬はありませんから、目標達成しないと自分が困ると言う状況に自ら追い込んでプレッシャーを掛けて行くのが有効です。例えば経営者の前で目標達成を宣言したり、プロジェクトの進捗状況を見える化して達成度が分かるようにするなど、行動せざるを得ない環境を自分で作って追い込んで行くことも有効です。